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2013 1/19 09:56 更新

天のしずく

昨日駆け込み、やっと見てきました。

料理家であると同時に、作家であった事を
恥ずかしながら昨日初めて知りました。

言葉の選び方が全く違いますものね。。

ゆったりとした時間が流れつつ、
色々なことを考えさせられる映画でした。

私はと言えば、スクリーンを眺めながら、
昨年他界した父との食卓を思い出していました。

最後の最後に生まれた女の子だったからか、
“食事”にはすごくうるさい人で
「ごはんの時はテレビをつけるんじゃない。」
「肘をついて食べるんじゃない。」
「女は端っこ(←漬物の事をいってる)から食べなさい。」
常にそんな事を言われていました。

結果的に言われて来たことを、あまり生かせない自分になっちゃってますが(苦笑)

でも、父の言いたかった事を心の底から理解できたのは、
やっぱり娘を持ってからだと思います。
息子への思いとは違う…娘。。。

きっとこんな風に思ってくれていたんだろうな…と、今ならよくわかる。

以下 辰巳さんの言葉。

露を受け含んで、生き返る地上のものたちと、
人々が汁をいただき、息づいた瞬間を重ね、思わずつゆ、敬語にして「おつゆ」。
日本人ならではの魂の発露ではないか。
作り食す、根源的深義がすべて包含されている―
汁ものの待つ家庭の食卓は、愛のとりで、です。

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